多回育大型養蚕経営に対応する桑園の省力管理・収穫技術体系の確立(1)

多回育大型養蚕経営に対応する桑園の省力管理・収穫技術体系の確立(1)

レコードナンバー580132論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題乗用型機械を主体とした大区画桑園の管理・収穫作業
著者名内野 憲
坂本 昌夫
渡邉 美江
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ39号, p.87-98(1998-03)ISSN05776880
全文表示PDFファイル (831KB) 
抄録20ps級トラクター付属管理機による大規模経営体の大区画桑園管理技術,および搬出型条桑収穫機とクレーンを装備した2tロングボディトラックによる桑収穫・運搬技術について,使用する機械を選定し1人作業で作業能率調査を行った。試験圃場はローラー収穫密植桑園1.6haで行った。除草剤散布試験は,トラクターに容量500 l,作業幅8mのブームスプレーヤを搭載して春発芽前ならびに収穫直後に行った。作業時間は1ha当たり2.4時間であり,圃場作業効率は53%となった。堆肥散布試験は,1t積みマニュアスプレッダーを牽引して春発芽前の桑園で行った。作業時間は1ha当たり7.5時間であり,圃場作業効率は23%となった。尿素散布試験は,容量0.3kg,作業幅6mのブロードキャスターを搭載して春発芽前ならびに収穫直後に行った。作業時間は,多量散布時(370kg/ha)には1ha当たり61分であり,圃場作業効率は38%となった。春切・株直しは,歩行型簡易桑刈り機を使用して春発芽前と1回目収穫後に行った。作業時間は,1ha当たり10.2時間であり,圃場作業効率は70%となった。収穫作業は,搬出型条桑収穫機を使用し,年間8蚕期で行った。1ha当たりの収穫時間は16.0時間であり,圃場作業効率は55%となった。条桑の運搬は改良型条桑コンテナを使用し,クレーン装備2tロングボディトラックで運搬した。コンテナ8基の積降し作業時間は73分であり,通作距離10kmで試算した作業能率は毎時0.87tとなった。トラックの平均時速は,農家への運搬実績から36kmであった。収穫作業時に心拍数は,第5~7蚕期では最多階級幅110~119bpmの作業が最大36%を占め,最高階級幅は140~149bpmであった。他の蚕期では,最多階級幅が100~109bpmで60%を占めた。桑運搬作業時の心拍数は,第5~7蚕期で最多階級幅90~99bpmの作業が65%を占め,他の蚕期では,80~89bpmの作業が80%を占めた。尿素散布,除草剤散布は,最多階級幅が80~89bpmで,最高階級幅がほぼ120bpmを越えることはなかった。栽桑技術の組立においては,圃場管理・収穫・運搬作業試験結果を基に個別作業毎の能率を算出した。以上の結果を,年間10回飼育30箱均等掃立に対応した8haのローラー収穫密植桑園の年間の管理作業暦と収穫・運搬作業暦にまとめた。管理作業は,第1蚕期終了時の株直し・施肥・除草剤散布を除けば1人作業で可能と判断された。収穫・運搬作業は,第3,4,6蚕期は1人作業で,他の蚕期は2人の作業分担で可能となった。
索引語作業時間;作業;蚕期;圃場作業効率;収穫;使用;春発芽前;桑園;1人作業;対応
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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