トマトおよびピーマン黄化えそ病の発生生態

トマトおよびピーマン黄化えそ病の発生生態

レコードナンバー620977論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名竹内 妙子
長谷川 誠
大井田 寛
梅本 清作
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ41号, p.71-82(2000-03)ISSN05776880
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抄録トマトおよびピーマン黄化えそ病発生圃場において3年間にわたり追跡調査をしたところ,毎年発生を繰り返す圃場と,その後,発生を阻止できた圃場があった。トマトおよびピーマンの部位別に病徴を観察しELISAによるTSWVの検出を試みたところ,TSWVは病徴の現れた上葉,側枝,果実のほか,無病徴の果実および花でも検出されたが,無病徴の葉では検出されなかった。幼苗期の苗は感受性が高く感染発病しやすかったが,成苗でも上葉に接種した場合には長い潜伏期間の後に発病した。発病の適温は20~30℃で,15℃でも高い発病株率を示したが,35℃では無病徴感染であった。獲得吸汁によるミカンキイロアザミウマの保毒率は2.3~45.0%で,平均15.7%であった。得られた保毒虫を1~2葉期の植物に1頭ずつ接種吸汁したところ,トマト,ピーマン,Datura stramonium,ノゲシ,オニノゲシおよびウラジロチチコグサでは30~50%の株が発病した。黄化えそ病発生圃場でのミカンキイロアザミウマのTSWV保毒率は黄化えそ病の発生の程度や時期により0~16.0%であった。TSWVは圃場周辺のホウレンソウ,カラシナ,タマネギ,ナデシコ,ハコベ,オランダミミナグサ,オオアレチノギク,ナズナ,スベリヒユ,チチコグサモドキなどから検出された。以上から,トマトおよびピーマン黄化えそ病はミカンキイロアザミウマを主とするアザミウマ類の防除とハウス周辺の雑草除去,さらには,TSWVに感染しやすい野菜,草花を圃場周辺に植え付けないことによって防除することが可能であると判断された。
索引語TSWV;トマト;ミカンキイロアザミウマ;病徴;検出;圃場;発生;発病;ピーマン黄化えそ病;ピーマン
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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