ブロッコリー花らい(Brassica oleracea L.)における可溶性ピロフェオフォルビドa開環酵素

ブロッコリー花らい(Brassica oleracea L.)における可溶性ピロフェオフォルビドa開環酵素

レコードナンバー621422論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名山元 洋幸
高橋 芳弘
下川 敬之
ほか4名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 1号, p.115-120(2001-01)ISSN00137626
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抄録ブロッコリー花らいより調製した粗酵素液(APE)中に,可溶性のピロフェオフォルビドaを開環する酵素が存在することを明らかにした.この酵素反応にはH2O2とp-クマル酸が必要で,至適pHは,酢酸緩衝液で5.0であり,タンパク質量に対する反応量は直線的で,ピロフェオフォルビドaに対するKm値はほぼ10.6μM,p-クマル酸に対して382μM,H2O2に対して352μMであった. この酵素反応は,アスコルビン酸,ヒドロキノン,n-プロピルガレート,チロン,シアン化カリウムにより阻害されることから,フリーラジカルとヘム鉄含有酵素が関与していることが明らかとなった.また,反応液のUV/VISの差スペクトル変化において,赤色領域のピークおよびソーレー帯のピークが同時に減少していることからクロロフィル-ポルフィリン環の開裂を起こし,分解していくことが明らかになった.これらの結果より,ブロッコリー花らいの可溶性のピロフェオフォルビドa開環酵素はペルオキシダーゼのアイソザイムの一つであると推察された.これらの結果より,ブロッコリー花らいにおけるピロフェオフォルビドaの代謝過程において,ピロフェオフォルビドaの酸化的ペルオキシダーゼ触媒による酸化開裂反応系が関与していることが示唆された.さらに,ブロッコリー花らいにおけるエチレン誘導のクロロフィル代謝について考察した.
索引語ブロッコリー;花;クロロフィル;代謝;酵素(パーオキシダーゼ);老化;品質
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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