サイレージ発酵がヨーネ菌(Mycobacterium avium sub sp.paratuberculosis)の生残に及ぼす影響

サイレージ発酵がヨーネ菌(Mycobacterium avium sub sp.paratuberculosis)の生残に及ぼす影響

レコードナンバー621478論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名片山 信也
田中 ちぐさ
藤田 巧
ほか3名
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ46巻・ 3-4号, p.282-288(2000-12)ISSN04475933
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抄録小規模サイレージ発酵試験法を用い,サイレージ発酵がヨーネ菌(Mycobacterium avium sub sp. paratuberculosis)の活性に及ぼす影響について検討した。滅菌生理食塩水で水分80%(v/w)に調整した滅菌ルーサン粉末とヨーネ菌懸濁液を滴下した濾紙を入れたパウチサイロに,乳酸菌またはギ酸を添加剤として加えて調製した。5℃で14日間貯蔵したサイレージではpHが高く,乳酸含量が低く,乳酸発酵は進行しなかった。また,サイレージ中のヨーネ菌は高い菌数レベルで検出された。一方,30℃と37℃で貯蔵したサイレージではpHが低く,乳酸含量が高い良質なものであり,サイレージ中のヨーネ菌は死滅して検出されなかった。ギ酸,乳酸,酢酸,プロピオン酸および酪酸に対するヨーネ菌の耐性はそれぞれ0.05,0.10,0.05,0.10および0.30%(v/w)以下であり,0.50%有機酸溶液に7日間浸漬したヨーネ菌は菌体の変形が観察された。しかし,有機酸の添加液を30%(v/w)のNaOHでpH6.5に調整した場合,有機酸の濃度に関わらずヨーネ菌は生残した。 以上の結果,サイレージ発酵産物が効果的にヨーネ菌の生育を抑制するため,ヨーネ菌に汚染された良質発酵サイレージはヨーネ病の感染源にならないが,pHが高く,乳酸含量が低い劣質発酵サイレージや低水分サイレージ中のヨーネ菌はヨーネ病の感染源になる可能性が示唆された。
索引語反芻動物;病原菌;生存;サイレージ;発酵;有機酸
引用文献数26
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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