農用地における土壌・地下水の硝酸汚染に対する電解水素を利用する原位置脱窒法

農用地における土壌・地下水の硝酸汚染に対する電解水素を利用する原位置脱窒法

レコードナンバー621664論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名田中 恒夫
黒田 正和
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ14巻・ 1号, p.39-48(2001-01)ISSN09150048
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抄録農用地における硝酸性窒素による土壌・地下水汚染の防止対策は今日の緊急を要する課題である。本研究では,不飽和土壌に対応した電解水素を利用する原位置脱窒法を提案し,汚染土壌・地下水の浄化に対する可能性について検討を行った。実験は,ガラスビーズと生物活性炭を層状に充填した不飽和カラムを用いて行った。電解ユニットはカラムの下端に取り付け,不飽和生物活性炭層に電流0.1Aで水素を供給した。電解によりカラム下端から水素を供給することにより,生物活性炭層において脱窒速度は増大した。これは,電解による水素供給により浸透水の溶存水素濃度が増大し,活性炭付着脱窒細菌の活性が増加したためと考えられた。また,不飽和生物活性炭層における物質移動と脱窒反応(CODと水素の並発反応)を考慮した数理モデルを用いて理論的検討を行ったが,実験結果と同様な結果が得られ,本研究で提案したモデルの妥当性が示された。数理モデルによる理論的検討より,原位置脱窒法において生物活性炭層厚と層内の水素分圧は重要な因子であること,層内の水素分圧が0.1atm以下で浄化効率の変化が著しいいこと等がわかった。電解ユニットが設置されている範囲において、電解水素を利用する原位置脱膣法による不飽和土壌浸透水からの硝酸性窒素除去の可能性が示された。
索引語農地;土壌汚染;水素;脱窒;硝酸;電気;分解;地下水;圃場;モデル
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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