バナナ果肉の可溶性および細胞壁結合型酸性α-グルコシダーゼの精製と性質

バナナ果肉の可溶性および細胞壁結合型酸性α-グルコシダーゼの精製と性質

レコードナンバー621836論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013020NACSIS書誌IDAN10453916
著者名小西 洋太郎
原田 美亜
中筋 美恵
ほか2名
書誌名応用糖質科学
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ48巻・ 1号, p.19-25(2001-01)ISSN13403494
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抄録バナナ果肉には,その熟成度にかかわらず,可溶性型および細胞壁結合型酸性α-グルコシダーゼ(SAAG,BAAG)が存在している.同一の房の黄熟バナナから,塩を含まない中性緩衝液でSAAGを,残渣から1MNaClを含む同緩衝液でBAAGを抽出し,それぞれCon A-Sepharose,Sephadex G-150ゲル濾過クロマトグラフィーで732倍,264倍に精製した.分子量はSAAGが70,000,BAAGは90,000であった.両者は典型的なマルターゼであり,マルトオリゴ糖(G2-G7)は基質になるが,イソマルトース,スクロース,トレハロース,澱粉,グリコーゲン,プルランは分解されなかった.マルトースに対するマルトオリゴ糖(G5-G7)のVmax/Km比(みかけの反応効率)は,SAAGでは89-112%であったのに対し,BAAGでは14-52%であった.未熟バナナでは細胞壁に適当な基質が見当たらないので,BAAGの生理学的役割は不明だが,追熟したバナナでは,細胞壁やアミロプラスト膜の脆弱化により,BAAGは澱粉およびその代謝中間産物にアクセスできる可能性があり,アミラーゼやSAAGとともに澱粉分解に関しているかもしれない.
索引語バナナ;酵素(グリコシダーゼ);精製;果実;細胞壁;可溶性
引用文献数21
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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