Arbuscular菌根菌が感染したアスパラガス実生への立枯病菌接種の影響

Arbuscular菌根菌が感染したアスパラガス実生への立枯病菌接種の影響

レコードナンバー622161論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名松原 陽一
大庭 尚子
福井 博一
書誌名園藝學會雜誌
別誌名Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
園芸学会雑誌
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 2号, p.202-206(2001-03)ISSN00137626
全文表示PDFファイル (660KB) 
抄録Arbuscular菌根(AM)菌[Gigaspora margarita(GM),Glomus fasciculatum(GF)およびGlomus sp. R10(GR)]が感染したアスパラガス(Asparagus officinalis L., cv. Mary Washington 500W)実生へ立枯病菌(Fusarium oxysporum f. sp. asparagi)を接種し,罹病状態について調査した. AM菌接種10週間後において,AM菌接種区では菌種に関わらず,草丈,茎数,地上部および地下部乾物重の増加といった生長促進効果が現れた.しかし,AM菌感染率(1個体の根系における感染率)は菌種により異なった. AM菌接種10週間後に立枯病菌を接種し,立枯病菌接種6週間後,根腐れは全ての処理区で現れた.しかし,罹病個体率はAM菌無接種区で最高の90%であり,AM菌接種区ではGF接種区で50%,GM接種区で40%,GR接種区で最低の20%であった.また,根系における罹病程度については,AM菌接種区で無接種区より著しく小さく,その効果はGR接種区において顕著であった.吸収根におけるAM菌および立枯病菌の感染状態を観察したところ,AM菌接種区では無接種区より立枯病菌の侵入菌糸数が少なかった.また,AM菌および立枯病菌とも複相外皮の短細胞で高頻度の感染がみられたが,両菌が共に感染している短細胞はみられなかった. これらのことから,AM菌が感染したアスパラガス実生において立枯病の罹病耐性がみられ,その効果にはAM菌の菌種間差があることが示唆された.また,この罹病耐性は,吸収根の複相外皮の短細胞に感染したAM菌による立枯病菌の感染抑制が一因となっていることが示唆された.
索引語アスパラガス;実生;菌根;菌類;感染;立枯病
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat