十勝管内における湿性畑土壌の物理的特徴と作物生育(1)

十勝管内における湿性畑土壌の物理的特徴と作物生育(1)

レコードナンバー622257論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015000NACSIS書誌IDAN00347581
論文副題多湿黒ボク土の物理性とテンサイ根系
著者名保井 聖一
丹羽 勝久
大淵 清志
ほか1名
書誌名土壌の物理性
別誌名Soil physical conditions and plant growth, Japan
発行元[出版者不明]
巻号,ページ85号, p.31-40(2000-09)ISSN03876012
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抄録十勝管内に分布する多湿黒ボク土は,黒ボク土に比べ生産性が低い。このため,現況の多湿黒ボク土の物理的特徴を明らかにすることを目的とし,同一圃場に分布する多湿黒ボク土および黒ボク土の物理性とテンサイ根系を調査した。 1)多湿黒ボク土の心土層の重力水孔隙率および-3.1~-31.0kPaの孔隙率は黒ボク土に比べ著しく小さかった。 2)多湿黒ボク土の45cm以深の土壌水分吸引圧は,降雨後11日目までに0~-13.1kPaで推移した。一方,黒ボク土は-3.3~-22.9kPaで推移した。 3)多湿黒ボク土の深さ45~75cmの気相率は,降雨後11日間で0.03m3m-3未満の低い値で推移したが,深さ85cmでは0.08m3m-3まで増加した。これに対し,黒ボク土の45cm以深の気相率は,0.18m3m-3以上の高い値で推移した。 4)テンサイ根は,多湿黒ボク土では7月下旬において40cm以深の根長量および根数が少なかった。一方,黒ボク土では,テンサイ根がより深く,かつ断面内に多く分布していた。 5)テンサイの生育および収量は,多湿黒ボク土が黒ボク土に比べ劣った。 以上のことから,多湿黒ボク土は心土層の気相率が著しく低いために根系発達が劣り,その結果,根の吸水が不良となり,テンサイの生育・収量が低下したと考えられる。
索引語黒ボク土;畑土壌;土壌物理;テンサイ;根系;湿潤;北海道
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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