山腹等の緑化に関する研究

山腹等の緑化に関する研究

レコードナンバー622375論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011529NACSIS書誌IDAN10286086
論文副題粉炭の施用効果に関する研究
著者名武井 利之
橋本 正伸
川口 知穂
書誌名福島県林業試験場研究報告 = Bulletin of the Fukushima Prefectural Forest Experiment Station
別誌名Bull. Fukushima Pref. For. Expt. Stn
福島林誌研報
発行元福島県林業試験場
巻号,ページ33号, p.55-62(2000-12)ISSN09101179
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抄録林道及び治山事業における山腹や法面の緑化には、種子吹付工や客土吹付工が多く施工されている。ここでは吹付工用基盤材に土壌改良材として盛んに用いられている粉炭を混入することにより、緑化用植物の成育促進が図られるかどうか検討した。また、在来木本類による緑化を図るため、適当な樹種の検索と、在来木本類への粉炭施用の効果を検討した。結果を要約すると以下のとおりである。 1;一般的緑化工用基盤材に粉炭を0%~30%混入して通常使用されている緑化用植物をプランターで成育させた結果、植物の成長量への効果は顕著ではなかった。しかし、基盤材の比較対照として用いた山砂への粉炭施用は草本類の成立本数の増加等を促した。 2;法面緑化工施工現地において、客土吹付工施工時に粉炭を混入し、また、木本類の種子を多く加えて施工した結果、施工当年度は草本類の成育が促進され、木本類の成育が抑制される傾向が認められた。しかし、施工2年後は木本類であるコマツナギが優勢となり、施工3年後もコマツナギが優勢であった。 3;施工後長年にわたって法面を占有する洋シバ類を中心とした従来の緑化植物に代わり、在来木本類の成立を図ることを目的に樹種を検索した結果、コマツナギが有望であった。また、アキグミも粉炭を10%または15%施用することで成育が促進された。 4;以上の結果から、緑化工における粉炭施用は、使用する植物種の組み合わせにより、施用1年目に早期に草本類植物による被覆を促し、かつ施工2年後以降木本類を成育させることができると期待される。しかし、種子の配合割合と植物種について更に検討する必要がある。
索引語木炭;施用;効果;緑化;斜面;林道;法面
引用文献数8
登録日2011年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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