温室における利用を目的とした液体放射フィルタの分光光学特性解析

温室における利用を目的とした液体放射フィルタの分光光学特性解析

レコードナンバー622476論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015066NACSIS書誌IDAN00200732
著者名古在 豊樹
久保田 智恵利
Abdel-Ghany A.M.
ほか1名
書誌名農業氣象
別誌名J. Agric. Meteorol
Journal of agricultural meteorology
農業気象
Journal of the agricultural meteorology
発行元養賢堂
巻号,ページ57巻・ 1号, p.11-19(2001-03)ISSN00218588
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抄録液体放射フィルタ(Liquid Radiation Filter,LRF)の波長別放射特性(光学定数)を予測するための数理的手法を確立した。LRFは特に高温となる地域で温室内気温を制御するための日射の選択的吸収フィルタとして使用される。LRFはUV(紫外線)およびNIR(近赤外線)波長域における吸収率が高く,PAR(光合成有効放射)の透過率が高い。温度制御のためだけでなく,植物の形態を調節する目的で物理的な植物成長調節法として利用されてもいる。LRFの波長別光学定数として,屈折率(nf,λ),吸収係数(σf,λ),および無次元の消衰係数(κf,λ)を光線追跡法(ray tracking technique)により算出した。LRFの吸収による透過率(τf,λ)については,流体面の反射率を考慮して求めた。屈折率は理論上,虚数であらわされるが(nf,λ-iκf,λ),LRFは放射吸収率,電気伝導度が高いことから,理論上の屈折率の実数部をとることにより単純化した屈折率(nf,λ)の有用性について検討を行った。本研究で得られた結果により,LRFの透過率や反射率といった計測値が得られれば,LRFのすべての光学定数は数理的手法により求めることが可能であることが示された。単純化した(実数であらわされる)屈折率が,虚数であらわされる屈折率(理論的な屈折率)の代わりとなり得ることが示された。
索引語液体;遮光;分光;特性;温室;放射;光;波長;物理
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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