早生春播きコムギ品種・系統の分げつ出現特性と各分げつの個体収量への貢献

早生春播きコムギ品種・系統の分げつ出現特性と各分げつの個体収量への貢献

レコードナンバー630079論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名藤田 涼平
上埜 喜八
山崎 耕宇
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ45巻・ 4号, p.305-315(2001-03)ISSN03759202
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抄録生育期間が短い早生のコムギ品種・系統の収量性を高めるためには,生育初期におけるバイオマス量の確保が重要であると考えられる。本研究では極早生の春播きコムギ6品種・系統を用い,早期のバイオマス確保を通じて収量への貢献が大きいと考えられる低位・低次の分げつについて,通常の栽培条件下においてその発育過程および個体収量への貢献を調査した。また,各品種・系統の分げつ形成に関わる潜在的特性を解析するために,疎植条件下での実験も行った。分げつの出現および消長には品種・系統間で広い変異が認められたが,個体収量への貢献はすべての品種・系統において主稈が最も大きい値を示し,鞘葉節の分げつは貢献度が最も低かった。しかしながら鞘葉節の分げつの一種粒重は第1節分げつおよび第2節分げつに近い値となり,その生存率を高めることによって個体収量への貢献が可能であることが示された。次に密植条件下ど疎植条件下の結果を比較してみると,最高茎数は大きく異なっていたものの,分げつの出現の多少に関する品種・系統間差異は両試験の間で変わらないことがわかった。また疎植条件下における分げつ出現特性を検討した結果,初期生育,葉齢の進行,最終葉齢が極早生のコムギ品種・系統における分げつ数の品種・系統間差異をもたらしていることが明らかとなった。その中でも初期生育は鞘葉節の分げつ出現に,葉齢の進行は規則正しい分げつの出現ひいては早期の分げつ数の増加に,最終葉齢は高位・高次の分げつ出現に大きく関わっていることが明らかとなった。
索引語コムギ;品種;系統;分けつ;収量
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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