普通ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)における夏型・秋型品種の生態の違いに及ぼす4種の植物ホルモンの影響

普通ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)における夏型・秋型品種の生態の違いに及ぼす4種の植物ホルモンの影響

レコードナンバー630116論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014358NACSIS書誌IDAN00239465
著者名道山 弘康
大森 弘子
伊力哈木努尓
ほか1名
書誌名名城大学農学部学術報告
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Meijo University
発行元名城大学農学部
巻号,ページ37号, p.73-78(2001-03)ISSN09103376
全文表示PDFファイル (708KB) 
抄録普通ソバの夏型と秋型の品種生態の違いにおける植物ホルモンの役割を明らかにすることを目的として,夏型品種と秋型品種を品種間差の著しい夏に栽培し,それらの生長および発育に及ぼすオーキシン(1-Naphthylacetic Acid,NAA),ジベレリン(Gibberellin A3,GA),サイトカイニン(6-Benzylaminopurine,BA)およびアブシジン酸(Abscisic Acid,ABA)の100mg・L-1水溶液散布の影響を調査した.GAは茎の伸長を促進し,NAA,BA,ABAは抑制したが,いずれの区でもしなの夏そばでは開花始後約2週間で伸長が停止し,宮崎在来では開花始後に長期間伸長が継続した.宮崎在来のBA区ではl次側枝だけでなく,高次位側枝の発生も促進された.BAおよびABA処理によって開花始が遅れ,BA処理によっての咲き上がり速度が増加したが,これらの処理区では雷が枯れてしまうものがあって開花順序が乱れることによっていた.主茎花房数はGA処理を除いて少なくなる傾向であったが,いずれの区でもしなの夏そばでは実験期間中に新花房の発生が終了し,宮崎在来では新花房の発生が継続した.子実数はいずれの処理によっても減少したが,宮崎在来の結実が著しく悪いことは変化しなかった.以上から,秋型品種の夏栽培で起こる(I)開花始後の茎の伸長および新葉,新花房の発生の長期化.(2)花房および小花房の咲き上がり速度の低下.(3)高次位側枝の発生および新しい花の発生による開花期間の長期化.(4)結実率の著しい低下の4項目の発育現象に対して,4種の植物ホルモンが関係しないことが推察された.
索引語ソバ;品種;生長;植物生長調節物質;ABA;オーキシン;ジベレリン;サイトカイニン
引用文献数5
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat