草地畜産分野における「ダイオキシン類」の由来

草地畜産分野における「ダイオキシン類」の由来

レコードナンバー630200論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名山田 明央
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ47巻・ 1号, p.72-79(2001-04)ISSN04475933
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抄録「ダイオキシン類」はpolychlorinated dibenzo-p-dioxins,polychlorinated dibenzofurans及びcoplanar-PCBの総称である。ダイオキシン類は種々の燃焼過程を通じて,及びある種の塩素化合物の望ましくない副産物として発生する。結果として,ダイオキシン類は広く存在する環境汚染物質であり,牛乳や牛肉を含む食品中に大変微量ながら存在する。今日,食品はダイオキシン類の人間の暴露に関する最も重要な起源であると考えられている。食品連鎖へ入り込む経路は,排出物の大気中での移動,及びそれに引き続く植物,土壌及び水への付着である。もっとも主要な食品起源は,欧米諸国では脂肪を含んだ畜産物であり,それらが第2の重要な起源である日本では魚介類であると考えられる。日本における市販牛乳のダイオキシン類濃度は,英国と同程度である。一般に,ダイオキシン類及び他の脂質親和性化合物は植物に吸収や転流されず,食品残さや穀物由来の飼料は除外されるであろう。粗飼料多給の家畜は,環境中からもっともダイオキシン類を蓄積しやすいと思われる。しかし依然,ダイオキシン類に関しては不明な点が多い。従って,粗飼料が主要な家畜への暴露源であると言うことは,適切な粗飼料のサンプリングや実態調査による立証を必要とする。我々は,自らの技術革新を図るとともに,社会に対してダイオキシン類の排出量の低減を働きかけて行かねばならない。
索引語草地;畜産;ダイオキシン;汚染
引用文献数57
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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