加工用トマト新品種「なつのしゅん」の育成とその特性

加工用トマト新品種「なつのしゅん」の育成とその特性

レコードナンバー630575論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005074NACSIS書誌IDAN10556034
著者名矢ノ口 幸夫
岡本 潔
元木 悟
書誌名長野県中信農業試験場報告
別誌名Bulletin of the Nagano Chushin Agricultural Experiment Station
Bull. Nagano Chushin Agr. Ex. Sta.
長野中信農試報
発行元長野県中信農業試験場
巻号,ページ16号, p.1-15(2001-03)ISSN03896935
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抄録1.「なつのしゅん」は長野県中信農業試験場(農林水産省野菜育種指定試験地)において、1994~2000年に、機械収穫適性、多収性などを目標に育成された一代雑種である。2000年10月に「とまと農林交30号」として登録され、命名された。 2.育種素材には「NDM051」、「93PLS3」を選定して、交雑育種法により種子親系統「PLS6-3-3-2-1」を育成し、花粉親には野菜・茶業試験場盛岡支場の育成系統「盛岡20号」を用いた。これらの系統間のF1を有望と認め、各種適応性検定試験を実施し、機械収穫用実用品種として有望であると評価された。 3.「なつのしゅん」の特性の概要は次のとおりである。草姿は心止まり型で無支柱栽培に適し、心止まり性が強く、コンパクトな草姿である。ジョイントレス果柄形質を保有し、機械収穫適性を有する。早晩性は“やや早生”で、多収性を示す。 果実は75g内外の球形で堅く、圃場貯蔵性に優れる。果汁の糖度と酸度はやや低いが、リコピン含量が高く、色調が優れ、ジュース適性を有する。 萎凋病(レース1)と半身萎凋病に対して抵抗性を示す。 4.適応地域は、北海道、東北、関東、中部地方である。長野県は1999年度に普及に移した。 5.栽培上の留意点は、着果性がこれまでの栽培品種と同等かやや優れているが、着果を確実に確保するための健苗育成、着果ホルモン剤による着果促進を図ることと、へた離れ性がやや悪いので、株切り後数時間おいて萎れさせてから、収穫することである。
索引語トマト;新品種;加工;特性;機械;収穫;一代雑種;抵抗性育種;適性
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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