北海道産落葉広葉樹5種の滞水試験

北海道産落葉広葉樹5種の滞水試験

レコードナンバー630760論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009360NACSIS書誌IDAN1005962X
論文副題異なる滞水処理下での成長と葉の展開
著者名長坂 晶子
書誌名北海道林業試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Hokkaido Forestry Research Institute
Bulletin of the Hokkaido Forest Experiment Station
発行元北海道立林業試験場
巻号,ページ38号, p.47-55(2001-03)ISSN09103945
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抄録北海道産落葉広葉樹の耐滞水性と適応形態を明らかにするため,道内の湿性地や河畔に一般的に生育する広葉樹5種(ハンノキ,ヤチダモ,ハルニレ,カラコギカエデ,ミズナラ)を用い,開葉直後から落葉まで145日間連続して滞水させる連続滞水処理区と,夏季3週間のみ滞水させる短期滞水処理区,対照区,の3処理を施した滞水試験を行った。 ヤチダモ以外の樹種では連続滞水処理により成長が抑制される傾向が見られ,特にハルニレ,カラコギカエデ,ミズナラの3種で顕著であった。この3種では,滞水による落葉も著しく促進された。 一方ハンノキとヤチダモでは,滞水への適応形態のひとつである不定根の発生能力が高く,滞水に伴う酸欠ストレスを回避して生育できるものと考えられた。さらに,ハンノキは個葉の寿命を延ばすことにより,滞水による貧栄養ストレス下での生育を可能にしていると考えられた。結果的に,これらの適応能力に乏しい樹種において滞水ストレスの影響が顕著に現れたため,これらを判断基準として実験に使用した落葉広葉樹5種の滞水ストレスへの耐性を整理すると,ハンノキ>ヤチダモ>ハルニレ,カラコギカエデ>ミズナラの順に適応力があると結論づけられた。
索引語広葉樹;実生;水;生長;葉;北海道
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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