シバヤギの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)分泌調節機構に関する研究

シバヤギの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)分泌調節機構に関する研究

レコードナンバー631153論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名田中 知己
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ46巻・ p.1-12(2000-12)ISSN09168818
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抄録本研究ではシバヤギを実験動物として用いて性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)分泌調節機構に関する検討を行った.下垂体門脈血採取法を卵巣摘出シバヤギに応用してGnRH分泌を解析したところ,GnRHは末梢中黄体形成ホルモン(LH)分泌と同期してパルス状に分泌されていた.また,視床下部に記録電極を留置することによりLHのパルス状分泌と同期する多ニューロン発火活動(MUA)の周期的な上昇をモニターすることが可能であり,この活動が記録された部位は正中隆起部を中心とする視床下部内測底部であることが組織学的に確認された.さらにこの特異的な電気活動を発情周期を回帰している雌シバヤギから記録すると,黄体期においGnRHパルスジェネレーターの活動は抑制されるが,卵胞期では急激な活動頻度の上昇を示した.卵巣摘出動物を用いた実験結果より,発情周期中のGnRHパルスジェネレーターの調節にはプロジェステロンとエストロジェンの協調的なフィードバック作用が関与していることが示された.さらにエストロジェンによって誘起されるLHサージはGnRHサージによって引き起こされるが,GnRHパルスジェネレーターの活動はLHサージ期間中に抑制されることが確認された.したがってGnRHサージの発生にはGnRHパルスジェネレーターとは異なる神経機構,GnRHサージジェネレーターが関与していることが示された.
索引語ヤギ;性腺刺激ホルモン;黄体ホルモン;性腺
引用文献数47
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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