哺乳類精子の成熟変化を制御する分子

哺乳類精子の成熟変化を制御する分子

レコードナンバー631158論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名原山 洋
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ46巻・ p.43-50(2000-12)ISSN09168818
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抄録哺乳類の精子は精巣上体の通過中に成熟し,最終的には潜在的な受精能力を獲得する.このような成熟過程の精子では運動性,キャパシテーションおよび先体反応をする能力,透明帯および卵子細胞膜と相互作用する能力,精子同士での頭部間凝集性などの機能的変化が認められるが,これらの変化が精子の潜在的な受精能力の獲得に重要であると考えられている.しかし,このような機能変化の機序については不明な点が多く残されている.例えば,精巣上体における精子の頭部間凝集性の変化は,精巣上体通過中の精子に凝集因子(Agglutinin)と凝集抑制因子(Anti-Agglutinin)それぞれ付加されることにより制御されると推定されているが,これらの因子に関する報告は少ない.本総説では,凝集抑制因子として機能するブタ精巣上体タンパク質の精巣上体漿液からの精製,精子や各種器官での分布,および生化学的特性に関する結果について述べるとともに,凝集抑制因子と精子の受精能力との関係および精子の頭部間凝集性の変化の機序についても考察する.
索引語哺乳動物;精子;成熟;凝集
引用文献数34
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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