スギの自然受粉家系の列状植栽試験地における狭義の遺伝率に及ぼす個体間競争の影響

スギの自然受粉家系の列状植栽試験地における狭義の遺伝率に及ぼす個体間競争の影響

レコードナンバー631553論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
著者名遠藤 良太
小平 哲夫
川村 忠士
ほか1名
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ83巻・ 2号, p.150-152(2001-05)ISSN0021485X
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抄録個体間競争は、分散分析に基づき推定される狭義の遺伝率を歪める原因となっている。そこで、筆者らが提案した個体間競争の影響を除いて広義の遺伝率を推定する方法を応用して、狭義の遺伝率に及ぼす個体間競争の影響を検討した。自然受粉家系のスギ列状植栽の次代検定林を事例として、13年生の胸高直径を分析した結果、個体間競争を含む狭義の遺伝率は除いた値の2倍以上で、その違いの比率は広義の遺伝率よりも大きかった。自然受粉家系の狭義の遺伝率は全分散に対する相加遺伝分散の比率として算出されるが、この相加遺伝分散には家系間分散の4倍値が用いられることから、分散分析では家系間分散の中に含まれる競争による分散も4倍されるため、競争の影響がより大きくなる。したがって、遺伝分散すなわちクローン間分散に対する全分散の比率である広義の遺伝率に比べ、自然受粉家系の狭義の遺伝率はより過大となると考えられた。
索引語スギ;遺伝率;個体;競争;胸高直径
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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