スギ・ヒノキの材変色被害に関与するキバチ類とその共生菌

スギ・ヒノキの材変色被害に関与するキバチ類とその共生菌

レコードナンバー631556論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
論文副題防除技術の構築を目指して
著者名福田 秀志
前藤 薫
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ83巻・ 2号, p.161-168(2001-05)ISSN0021485X
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抄録キバチ類に関する最新の研究成果から、キバチ類および共生菌に関する知見を整理し、ニホンキバチによるスギ・ヒノキの材変色被害の防除対策について論じた。ニホンキバチの産卵を受けた生立本では、同時に接種されるAmylostereum菌によって樹木の木部に変色が生じ、部分的に水分通導阻害が生じるものの、枯死までには至らない。また、ニホンキバチの共生菌には、顕著な木材腐朽力も認められない。間伐木が放置された林分では、ニホンキバチは間伐1年後に大量発生するが、間伐から3年を経過すると発生は終息する。ニホンキバチのメス成虫は伐倒直後の間伐木に選択的に産卵し、伐倒から長期間経過した間伐木に産卵した場合には、その翌年の脱出成虫数はきわめて少ない。また、全幹放置木に比べ玉切り処理木では、産卵翌年の成虫脱出数が激減したという報告もある。近年の研究成果を総合して、最も現実的かつ効果的な防除法は、間伐時期の調整と玉切り処理の併用であることが示唆された。
索引語スギ;ヒノキ;防除;菌類;ハチ;木材
引用文献数61
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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