山菜オオナルコユリ種子の休眠型と休眠打破

山菜オオナルコユリ種子の休眠型と休眠打破

レコードナンバー631745論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名高樹 英明
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 4号, p.424-430(2001-07)ISSN00137626
全文表示PDFファイル (953KB) 
抄録山菜オオナルコユリP. macranthum Koidz。の種子の休眠型および休眠打破に関して検討した。収穫後、間もない種子を10月に播種して戸外で育てた場合、翌夏に発芽したが、芽を地表へ出現させたのは翌々春であった。発芽のためには種子が17℃以下の低温で湿潤処理されることか必要であったので、種子休眠(幼根休眠)の存在が認められたが、その休眠は5℃、60日間処理でほぼ完全に打破された。低温湿潤処理後の発芽適温は約21℃であった。種子の低温処理を、種子を取り出す前の果実に対して行うより、取り出された種子に対して行う方が発芽を著しく促進した。果実から取り出した種子を低温湿潤処理前に3日間風乾させると、発芽が不良になった。幼根休眠打破処理後、発芽適温下に置いた種子の発芽とその後の生長活動は60日経過後には停滞した。これは幼芽が休眠(上胚軸休眠)状態になったためと考えられる。幼芽が生長を再開してシュートが地表に現れ、緑葉を展開するためには再度低温経過を必要としたので、オオナルコユリ種子の休眠型は前報(Takagi、2001)で報告したアマドコ口種子の休眠型とほぼ同様であった。オオナルコユリの上胚軸休眠打破後の地表へのシュートの萌芽適温は25~29℃であった。シュートの地表への萌芽は、幼根休眠打破後の温暖期間(21℃)を120日とし、上胚軸休眠打破のための5℃処理期間を90日とした場合に、比較的早く、また高い率で起こった。
索引語山菜;ユリ科;種子;休眠;様式;低温;発芽;胚軸
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat