スズメノカタビラのs-トリアジン除草剤抵抗性の分子機構および異なる光条件下における光合成機能

スズメノカタビラのs-トリアジン除草剤抵抗性の分子機構および異なる光条件下における光合成機能

レコードナンバー631819論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015061NACSIS書誌IDAN00196227
著者名熊田 秀治
米山 弘一
小笠原 勝
ほか5名
書誌名日本農薬学会誌
発行元日本農薬学会
巻号,ページ26巻・ 3号, p.236-243(2001-08)ISSN03851559
全文表示PDFファイル (838KB) 
抄録静岡県のゴルフ場で発見されたシマジン抵抗性スズメノカタビラ(Poa annua L.)は、無傷植物および単離葉緑体の両レベルで、s-トリアジン除草剤に対して極めて高い抵抗性を示したが、フェニウレア型除草剤のジウロンに対しては感受性バイオタイプ(野生種)と同程度の感受性を示し、フェノール型阻害剤のジノセブに対しては逆に高い感受性を示した。そこでこの抵抗性バイオタイプについて、抵抗性の分子機構と、異なる光条件下における光合成機能について検討した。その結果、抵抗性バイオタイプでは、葉緑体遺伝子psbAのl塩基の変異により、光化学系IIの反応中心を構成しているDlタンパク質上の264番目のセリンがグリシンに置換されていることが明らかとなった。無遮光条件下では、抵抗性バイオタイプの光合成電子伝達活性は感受性バイオタイプに比べて低下していたが、遮光条件下では明確な差は認められなかった。さらに抵抗性バイオタイプは、個体レベルおよび単離系II膜断片のレベルで、光阻害に対する感受性が高いことが判明した。すなわち、抵抗性バイオタイプの無遮光条件での生育は野生種に比べて劣るものの、遮光条件下では野生種と変わらない生育を示すことが示喚された。
索引語抵抗性;雑草;トリアジン系化合物;除草剤;イネ科;機構;光合成;光;分子生物学
引用文献数35
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat