野生カモシカの下痢原性病原体保有状況と河川水汚染との関連性

野生カモシカの下痢原性病原体保有状況と河川水汚染との関連性

レコードナンバー631994論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名須藤 正英
大谷 勝実
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ54巻・ 7号, p.569-574(2001-07)ISSN04466454
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抄録蔵王山系に生息するカモシカの糞便を中心に、下痢原性病原体保有状況を調査した。その結果、カモシカ53頭中2頭(3.8%)から5種の血清型のベロ毒素産生大腸菌が分離された。この中でO91:H-株は、同時期に分離されたヒト由来株と同じ血清型であったが、パルスフィールドゲル電気泳動法によるDNA解析では、両株は異なる切断パターンを示した。原虫では、カモシカ13頭(24.5%)、犬1頭(11.1%)からジアルジアのシストが検出された。検出個数は1g当たり20~5,494個であった。クリプトスポリジウムは検出されなかった。この結果から原虫による水系汚染の関与を探る目的で、同山系を水源とする河川水の調査を実施した。上流域3地点からはジアルジアは検出されなかった。下流域1地点から積雪時期にジアルジアが検出されたが、この汚染は地理的にみて、生活・農業排水の関与が考えられた。
索引語野生動物;哺乳動物;下痢;原生動物;河川;汚染
引用文献数29
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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