LV-SEMを使った脱湿に伴う細胞形状変化の観察と異方性の検討

LV-SEMを使った脱湿に伴う細胞形状変化の観察と異方性の検討

レコードナンバー632032論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007981NACSIS書誌IDAN00240329
著者名三河 尻尚人
松村 順司
大熊 幹章
ほか1名
書誌名木材学会誌
別誌名Journal of the Japan Wood Research Society
発行元日本木材学会
巻号,ページ47巻・ 4号, p.289-294(2001-07)ISSN00214795
全文表示
抄録LV-SEM(Low Vacuum Scanning Electron Microscopy)を使って、ラジアータパイン材とスプルース材の湿潤・乾燥状態の観察と異方性について検討を行った。すなわち、早材、晩材、晩材を含む早材、早材を含む晩材の湿潤・乾燥状態における仮道管、内腔の放射径と接線径、及び放射壁厚、接線壁厚を計測し、細胞形状変化の観察を行った。その結果、乾燥によって細胞壁は厚さ方向に収縮すると同様に幅方向にも収縮した。厚さ方向の収縮は接線壁と放射壁で大差はなかったが、幅方向の収縮は放射壁より接線壁で顕著であった。したがって、横断面に見られる異方性は、内腔径の変化、すなわち細胞壁の幅方向の収縮率が接線壁と放射壁で大きく異なることが一つの原因であった。一方、細胞壁の厚さ方向の収縮は異方性には関与していなかった。早材は接線方向の収縮率が晩材によって大きく影響を受けた。他方、晩材の収縮率は早材の影響をほとんど受けなかった。さらに異方性は分離した早材、晩材両方において見られることがわかった。
索引語細胞;木材;収縮;電子顕微鏡;仮道管
引用文献数8
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat