スギ心持ち角の含水率,表面割れ,動的ヤング率に及ぼす燻煙熱処理の影響

スギ心持ち角の含水率,表面割れ,動的ヤング率に及ぼす燻煙熱処理の影響

レコードナンバー632038論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007981NACSIS書誌IDAN00240329
著者名石栗 太
安藤 實
横田 信三
ほか1名
書誌名木材学会誌
別誌名Journal of the Japan Wood Research Society
発行元日本木材学会
巻号,ページ47巻・ 4号, p.350-357(2001-07)ISSN00214795
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抄録燻煙熱処理の製材品への適用を考え、燻煙熱処理がスギ心持ち角の品質に与える影響を検討するために、スギ心持ち角を5通りの処理:A(65±5℃、4日)、B(75±5℃、1日)、C(75±5℃、2日)、D(85±5℃、I日)、E(85±5℃、2日)で燻煙熱処理し、含水率、村内含水率幅、表面割れ、動的ヤング率の変化を調べた。スギ心持ち角の含水率は、いずれの処理によっても減少する傾向が認められた。しかしながら、いずれの処理においても心材中心部の初期含水率が高いものが、処理後の村内含水率幅が大きい傾向を示し、村内含水率傾斜は初期含水率に大きく依存していた。材の表面割れは、処理温度の高い処理D、Eで多く発生したが、そのほかの処理では、実用上支障のとならない程度であった。燻煙熱処理特有の高温低湿条件で処理が行われることを考えると、丸太のように樹皮が存在していない製材品では表面割れを少なくすることは難しいことが示唆された。また、いずれの処理によっても処理前後の動的ヤング率に大きな変化は見られなかった。これらのことから考えて、燻煙熱処理法を丸太以外の材料である、心持ち角のような製材品に適応する場合には、処理中の処理室内の湿度を適切に管理する必要のあることが示唆された。
索引語スギ;燻煙;乾燥;含水率;木材;ヤング係数
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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