土耕栽培における土壌フッ素濃度とイネの生育との関係

土耕栽培における土壌フッ素濃度とイネの生育との関係

レコードナンバー632176論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名山内 正見
吉田 弘一
山下 敦史
ほか3名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ70巻・ 3号, p.437-443(2001-09)ISSN00111848
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抄録工場排水中に含まれるフッ素は河川、かんがい水ひいては土壌を汚染する可能性がある。そこで1991~1992年の2年間にわたり土壌フッ素濃度とイネの生育および収量の関係について検討した。1991年にはフッ素濃度を対照区(フッ素100ppm含む)、279、458、816、1173、1352および1531ppmの7水準に調整した土壌で水稲品種コシヒカリを栽培した。1992年には対照区(フッ素100ppm含む)、279および458ppm3水準の土壌フッ素濃度になるように調整した土壌に水稲品種コシヒカリを栽培した。その結果、279ppmの土壌フッ素はイネの出葉経過および分げつ数にほとんど影響を及ぼさなかったが、458ppmの土壌フッ素は出葉の遅延および分げつ数の低下をもたらした。土壌フッ素濃度が高くなるにつれ、出葉および分げつは抑制された。279ppmの土壌フッ素は1株当り穂数、1株当り籾数および1穂籾数に影響を及ぼさなかったが、458ppmの土壌フッ素は1株当り穂数、1株当り籾数および1穂籾数を抑制した。しかし、登熟歩合および玄米千粒重に影響はみられなかった。279ppmの土壌フッ素は根の乾物重を減少させ、458ppmの土壌フッ素は籾、葉身、葉鞘(稈を含む)および根の乾物重に低下をもたらした。土壌フッ素濃度が高くなるにつれ、籾を含むすべての乾物重は減少することがわかった。
索引語イネ;土壌汚染;フッ素;生育
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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