異なる光強度における高温に対するマンゴーの光合成反応

異なる光強度における高温に対するマンゴーの光合成反応

レコードナンバー640063論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014546NACSIS書誌IDAN00199779
著者名深町 浩
Talwar H.
Karim A.
ほか3名
書誌名熱帯農業
発行元熱帯農業研究会
巻号,ページ45巻・ 2号, p.77-83(2001-06)ISSN00215260
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抄録3年生マンゴー'アーウィン'接ぎ木樹を昼間の気温及び光強度の異なる環境に置き、葉の光合成速度とガス交換特性およびクロロフィル蛍光について比較した。実験は試験区1(30/25℃+600μmol・m-2・s-1)、試験区2(40/25℃+600μmol・m-2・s-1)および試験区3(40/25℃+200μmol・m-2・s-1)を設けて行った。その結果、光合成速度、気孔コンダクタンス、蒸散速度、葉内炭酸ガス濃度に気温の影響が認められた。一方、光強度が低下すると光合成速度は減少したが、ガス交換特性には影響しなかった。3試験区の定常状態におけるクロロフィル蛍光比(F'v/F'm)及びクロロフィル蛍光変量(F'v)には差異が認められた。光強度を変化させずに温度を上昇させるとF'v/F'm、F'vともに減少した(試験区2<試験区1)。しかし、高温下で光強度を減少させるとF'v/F'm、F'vともに大きくなった(試験区3>試験区1)。このことは、F'v/F'm及びF'Vが温度の変化より光強度の変化により強く影響されていることを示唆し、3試験区ともクロロフィル蛍光初期値(F'o)はF'vと逆の傾向を示した。電子伝達系の活性は温度を上昇させても光強度が減少すると急激に減少した。しかし、温度だけを上昇させると、電子伝達系の活性は最初わずかに上昇するが、その後急激に減少した。これらの結果から、光合成の気孔要因については光強度より温度に対して鋭敏に反応し、非気孔要因は光強度により強く反応することが明らかになった。
索引語マンゴー;光合成;高温;光;気孔;クロロフィル
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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