北海道中央部における冷温帯落葉広葉樹林の林分構造

北海道中央部における冷温帯落葉広葉樹林の林分構造

レコードナンバー640488論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015509NACSIS書誌IDAA11273226
著者名並川 寛司
藤本 典久
書誌名北海道教育大学紀要. 自然科学編
別誌名Journal of Hokkaido University of Education. Natural sciences
発行元北海道教育大学
巻号,ページ52巻・ 1号, p.61-69(2001-09)ISSN13442570
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抄録1.北海道中央部に位置する冷温帯落葉広葉樹林の一林分を対象に、樹木個体の個体群構造と空間分布を解析した。2.調査対象とした林分に、面積0.85haの調査区を設定し、高さ2m以上の樹木個体について胸高直径、樹高、調査区内の位置を測定した。また、レベル測量によって地形の記載を行った。3.毎木調査の結果、調査区内で29種の樹木の出現が確認された。相対胸高断面積および相対密度に基づいて優占種を決定した結果13種が優占種として抽出された。4.調査区の種の豊富さ、多様度指数、優占種数を他の冷温帯落葉広葉樹林で得られた値と比較した結果、調査区の林分の値はいずれも高い値を示していた。5.優占種のうち高木種である8種、イタヤカエデ、オニグルミ、キタコブシ、ハリギリ、ハルニレ、ハンノキ、ミズナラ、ヤチダモを主要高木種とした。6.主要高木種8種は、胸高直径階分布の型によって次の2つのグループに分けられた:(1)逆J型の分布を示し小径木に富む種(イタヤカエデ、キタコブシ、ハルニレ)、(2)一山型の分布を示す種(オニグルミ、ハリギリ、ハンノキ、ミズナラ)。7.主要高木種8種のうち、4種の個体の空間分布は調査区の微地形と相関を示し、標高の低い方から順にハンノキ、ミズナラ、オニグルミ、イタヤカエデの順に分布する傾向が認められた。8.調査区の林分が高い種多様性を示す要因として、主要高木種が異なる更新様式(一斉更新と連続あるいはギャップ更新)を示すことと空間的不均質性が重要であることを論議した。
索引語広葉樹;森林;林分;北海道;森林生態;構造
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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