アセキノシルの毒性試験の概要

アセキノシルの毒性試験の概要

レコードナンバー640616論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015061NACSIS書誌IDAN00196227
書誌名日本農薬学会誌
発行元日本農薬学会
巻号,ページ26巻・ 4号, p.433-438(2001-11)ISSN03851559
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抄録アセキノシルは新規開発されたナフトキノン骨格の殺ダニ剤で、各生育ステージのダニに対して速やかに活性を発現する。本剤はミトコンドリアの電子伝達系の酵素阻害により殺ダニ活性を示すが、その作用点が他の薬剤とは異なるため、薬剤抵抗性ダニにも活性を示すことが確認されている。本剤の原体及び15%フロアブル製剤の安全性試験の結果、アセキノシル及び製剤は急性毒性、並びに眼及び皮膚に対する刺激性が非常に弱く、皮膚感作性もないことが確認された。また発がん性、変異原性及び催奇形性は認められず、繁殖性への影響もなかった。ラットに本則を大量に経口投与した場合、血液凝固時間の延長がみられた。アセキノシルの化学構造がビタミンKと似ていることから、アセキノシルを投与されたラット体内では、アセキノシルがビタミンK依存性血液凝固系に介在し、血液凝固能の低下が誘発されると推測された。これらの変化はイヌには認められなかった。 ここに要約した安全性試験結果に基づき、アセキノシルのADIは0.027mg/kg/dayに設定された。残留農薬基準はなすlppm、きゅうり(含ガーキン)0.5ppm、すいか0.1ppm、メロン類0.1ppm、みかん0.2ppm、なつみかんの果実全体2ppm、レモン1ppm、その他のかんきつ1ppm、りんご1ppm、日本なし2ppm、西洋なし2PPm、すもも(含プルーン)1ppm、おうとう2ppm、ぶどう0。5ppmに設定された。 本剤は、農薬の一般的な安全使用上の注意事項を遵守して使用する限り作業者に対する安全性が高く、有用な農業資材と考えられる。
索引語殺ダニ剤;毒性;安全性;作用特性;残留;基準
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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