黒毛和種の夏季における行動と第一胃収縮運動

黒毛和種の夏季における行動と第一胃収縮運動

レコードナンバー640732論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005663NACSIS書誌IDAN00195188
著者名平山 琢二
安里 直和
太田 實
書誌名日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science
別誌名日本畜産学会報
日本畜産学会報
Nihon chikusan gakkaiho
Animal science journal
Animal science and technology
発行元Zootechnical Science Society of Japan
巻号,ページ72巻・ 10号, p.605-609(2001-10)ISSN1346907X
全文表示
抄録夏季における黒毛和種の第一胃収縮運動に与える庇蔭設置の効果について検討する目的で経産牛3頭を用いて次に示す方法で試験を行った。すなわち、パドック内で無庇蔭区、庇蔭設置区、さらに舎飼い区の3区を設け、採食、反芻および休息時の第一胃収縮運動をラジオカプセルを用いて午前7時から午後7時までの12時間測定した。3区の試験を通して日射量の最高はl.22cal/cm2/分であった。環境温度の最高および最低は、29.2および23.l℃であった.体温には、3区間で有意な差は認められず、最高:38.8℃、最低:37.6℃、平均:38.1℃であった。午後の反芻時間は、庇蔭設置区が舎飼い区および無庇蔭区に比べて有意に長くなった。第一胃の収縮の振幅については、いずれの区においても採食時で高くなり、さらに採食時における庇蔭設置区および舎飼い区が無庇蔭区よりも有意に高くなった。また、反芻時においても同様な傾向が認められた。第一胃の収縮の頻度は、振幅同様に採食時で高くなったが、試験区間での有意な差は認められなかった。総採食時間は、舎飼い区が無庇蔭区および庇蔭設置区よりも有意に長くなった。総反芻時間は、庇蔭設置区が舎飼い区および無庇蔭区よりも有意に短くなった。総休息時間は、庇蔭設置区、無庇蔭区および舎飼い区の順に短くなった。これらの結果から、第一胃収縮の振幅は、庇蔭設置および舎飼いなどといった太陽光線を遮ることによって高くなる傾向が示唆された。しかし、反芻および休息時間といった黒毛和種の行動と第一胃収縮の振幅間の関連性は本試験からは認められなかった。
索引語肉牛;行動;夏;反芻胃;収縮
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat