水稲生育中期以降の土壌窒素発現量に及ぼす要因と発現量の推定

水稲生育中期以降の土壌窒素発現量に及ぼす要因と発現量の推定

レコードナンバー640996論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名中鉢 富夫
菅野 千秋
佐藤 健司
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ72巻・ 6号, p.721-728(2001-12)ISSN00290610
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抄録水稲生育中期以降の土壌窒素発現量に及ぼす要因と発現量の推定法を検討し、以下の結果を得た。 1)本試験による中後期窒素発現量と有効積算温度の関係は単回帰分析では灰色低地土で決定係数0.7程度の相関が得られたものの他の土壌では0.001~0.55と低かった。 2)初期窒素推定値と中後期窒素発現量の相対的関係はグライ土、黒ボク土は中後期窒素より初期窒素が少なく、強グライ土、灰色低地土は初期と中後期が同じくらい、黒泥土は初期窒素推定値が多かった。 3)中後期窒素発現量の年次間の変動係数は初期窒素推定値より小さかった。その原因は初期窒素推定値は裸地条件における降雨などの気象要素が土壌乾燥程度に直接影響すること、中後期窒素発現量は湛水と水稲繁茂のため気象要素の直接的影響が緩和され気温による変動が主となるためと考えられた。その中で中後期窒素発現量の年次変動は最高分げつ期から減数分裂期までが大きく、これは梅雨やヤマセ(偏東風)の卓越程度等が気温の年次間差として影響する結果と考えられた。 4)中後期窒素発現量を目的変数とし3、4月の合計雨量から推定した土壌水分と有効積算温度(12℃以上)を説明変数として重回帰分析をすることにより、7月以降に発現する中後期窒素発現量の推定が可能になった。
索引語水田土壌;窒素;無機化;生育期;水稲;要因;推定
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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