アボカド(Persea americana)果実の軟化に関係するβ-ガラクトシダーゼのクローニングと発現

アボカド(Persea americana)果実の軟化に関係するβ-ガラクトシダーゼのクローニングと発現

レコードナンバー641352論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名立石 亮
井上 弘明
山木 昭平
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.48-55(2002-01)ISSN00137626
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抄録アボカド果実からβ-ガラクトシダーゼのcDNAクローン(AV-GAL)を単離した、DNAおよびアミノ酸配列は他の植物のβ-ガラクトシダーゼ遺伝子と70%程度の相同性を示した。予想されるタンパク質の分子量は85.8kDaであり、766のアミノ酸からコードされていた。クローンから予想されるアミノ酸配列は、glycosyl hydrolase family35に属するタンパク質が持っている活性サイトと考えられるG-G-P-[LIVM](2)-x(2)-Q-x-E-N-E-[FY](アミノ酸182-194)の配列を含み、また、システインとセリン残基(アミノ酸35-36)の間で切断されるシグナルペプチドと予想される部分が存在した。サザンハイプリダイゼーションによって、β-ガラクトシダーゼはsmall gene familyを形成し、また、AV-GALの3'-側部分から作成したAV-GAL-Cプローブは特異性が高いことが示された。ノーザンブロットでは、AV-GAL-Cプローブは単一の3.3kbのRNAとハイブリダイズした。収穫後4日目の果実で、明らかなmRNAの蓄積がはじめて検出され、収穫後7日目の果実では減少した。β-ガラクトシダーゼのmRNAの蓄積は、果実の軟化、エチレン生成と時間的に一致していた。さらに、果実の追熟に伴うmRNAの蓄積は、アボカド果実の軟化に関与していると考えられるβ-ガラクトシダーゼのアイソフォームであるAV-GAL III活性の変動と一致した。以上の結果から、AV-GALは、AV-GAL IIIをコードしていると考えられた。
索引語クスノキ科;果樹;果実;軟化;酵素(加水分解酵素);DNA;クローン;エチレン
引用文献数32
登録日2011年06月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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