光照射が低温環境下におけるキャベツ幼植物のフェノール性物質含量と脂質過酸化に及ぼす影響

光照射が低温環境下におけるキャベツ幼植物のフェノール性物質含量と脂質過酸化に及ぼす影響

レコードナンバー641358論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名壇 和弘
今田 成雄
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.82-86(2002-01)ISSN00137626
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抄録キャベツ幼植物の葉中の全フェノール物質およびアントシアニン含量は、光が存在する低温下では増加した。一方、常時暗黒の低温下では、それらの含量は変化しなかった。キャベツ幼植物から切り取った葉片をフェニルアラニンアンモニアリアーゼの阻害剤であるアミノオキシ酢酸で処理して低温下に置いたところ、葉片の全フェノール物質含量は光下でも暗黒下でも低温遭遇によって急激に減少した。これに対して、脂質の過酸化程度を示すTBA陽性物質含量は、低温・暗黒下に置いた葉片では変化しなかったが、低温・光下に置いた葉片で急激に増加した。以上の結果より、低温・光下のキャベツ葉で蓄積したアントシアニンを主とするフェノール性物質は、可視光を吸収して葉緑体に到達する光エネルギー量を減少させることによるチラコイドの励起エネルギー過乗の緩和や、抗酸化作用により、脂質過酸化を引き起こす活性酸素の発生増大を未然に防止する機能を有すると推察される。
索引語キャベツ;アントシアニン;低温;光;照射;フェノール;物質;脂質;酸化
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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