デキサメタゾン及びインドメタシンのラットの形態的黄体退行の抑制

デキサメタゾン及びインドメタシンのラットの形態的黄体退行の抑制

レコードナンバー641546論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
論文副題黄体内のホスホリパーゼA2活性とプロスタグランジン合成の持続的活性化機構による黄体退行の増強の可能性
著者名久留主 志朗
坂口 真也
汾陽 光盛
ほか1名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ47巻・ 6号, p.383-391(2001-12)ISSN09168818
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抄録我々は以前、ラット黄体の細胞質型ホスホリパーゼA2活性とプロスタグランジンF2α濃度は機能的黄体退行時に増加し、それに続く形態的退行時においても維持されることを示した。黄体退行の遂行における、この持続した黄体のプロスタグランジン合成の役割を調べるために、我々はホスホリパーゼA2の阻害薬であるデキサメタゾンやシクロオキシゲナーゼの阻害薬であるインドメタシンの全身投与の形態的退行に対する影響を調べた。分娩後7日間、母ラットに阻害薬を繰り返し投与すると、吸乳刺激による妊娠黄体重量の低下を部分的に抑制した。これらの薬物はまた、幼若偽妊娠ラットにおいて、外生的プロラクチンによる形態的退行も抑制した。この実験モデルにおいて、黄体サイトゾルのホスホリパーゼA2活性とプロスタグランジンF2α濃度は低下していた。デキサメタゾンを処置した黄体ではマクロファージ浸潤の有意な抑制が、組織学的に観察された。さらに、阻害剤により線維芽細胞の増殖が抑えられる傾向にあった。以前の知見と考え合わせると、今回のデータは、持続的に活性化された黄体のホスホリパーゼA2活性とプロスタグランジン合成は、ラットの黄体退行を増強するように作用し、この機構がプロラクチン誘導性の形態的退行の少なくとも一部を仲介していることを示唆している。
索引語ラット;黄体;退行;酵素阻害剤;プロスタグランジン;酵素(リパーゼ)
引用文献数40
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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