カバークロップの種類と刈取りの有無がロータリ耕うん性能に及ぼす影響

カバークロップの種類と刈取りの有無がロータリ耕うん性能に及ぼす影響

レコードナンバー641813論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015067NACSIS書誌IDAN00386823
著者名小松崎 将一
森泉 昭治
辜 松
ほか2名
書誌名農作業研究
別誌名Japanese journal of farm work research
Farm work research : journal of Farm Work Society of Japan
発行元日本農作業研究会
巻号,ページ110号, p.13-23(2002-03)ISSN03891763
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抄録本研究では、カバークロップ被覆下でのロータリ耕の耕うん性能について、カバークロップの生育ステージの影響、およびカバークロップの種類による差異を検討した。得られた結果の大要は、以下のとおりである。 1)カバークロップ圃場は裸地に比べて耕うん前では、深さ15-20cmの土層の土壌乾燥密度は低い値を示した。耕うん後のサブ・クローバ、クリムソンクローバおよびヘアリーベッチ圃場では、それらは裸地と同等の値を示したのに対し、ライムギ圃場では著しく低下した。 2)耕うん後の平均土塊径は、カバークロップ圃場が裸地に比べていずれの耕うんピッチにおいても大きな値を示す傾向が見られた。この原因として、カバークロップ圃場では、32mm径以上の大きな土塊が出現していおり、カバークロップの植物体による被覆や根が、ロータリ耕による砕土率を低下させることが考えられた。 3)カバークロップのロータリ軸への巻付きは、耕うん前に刈倒しを行うことで著しく減少させることができた。 4)サブ・クローバ、クリムソンクローバおよびヘアリーベッチ圃場の60-75%の植物体が、耕うんピッチ1.0cmのロータリ耕によって深さ5-15cmの土層に埋没されたのに対し、ライムギ圃場では55%程度に留まった。 5)耕うん後のトウモロコシの出芽率は、耕うんピッチ1.0cmのサブ・クローバ、クリムソンクローバおよびヘアリーベッチ圃場で、裸地と同等の出芽率を確保したが、ライムギ圃場では著しく低下した。 6)クローバ類などの地上部乾物重が比較的小さくかつ稈の強度も小さいものは、フレールモアなどで刈倒しを行い、耕うんピッチ1.0cm程度でロータリ耕を行うことにより、適当な播種床の形成が可能である。しかしながら、ライムギなど地上部の乾物重が大きくかつ稈の強度が強いカバークロップの場合は、ロータリ耕では十分な耕うん精度が確保されず、プラウ耕や深耕ロークリなどその他の耕うん方法の適用を検討する必要があると考えた。
索引語被覆;作物;ロータリ;耕耘;性能
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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