分娩期におけるラット子宮と頸管における細胞質型ホスホリパーゼA2の活性の増強

分娩期におけるラット子宮と頸管における細胞質型ホスホリパーゼA2の活性の増強

レコードナンバー641992論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名久留主 志朗
石井 静
汾陽 光盛
ほか1名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ48巻・ 1号, p.65-73(2002-02)ISSN09168818
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抄録妊娠期間、子宮の静止と活動は、局所のプロスタグランジンの産生と作用によって調節される。本研究で我々は、ラット子宮(主に子宮筋)と頚管における、プロスタグランジンの前駆物質であるアラキドン酸の遊離に関わるホスホリパーゼA2の活性について、妊娠期間と分娩時にわたって測定した。子宮及び頚管のサイトゾルのホスホリパーゼA2活性は共に妊娠15日目まで比較的低かったが、同21から23日目(分娩日)に最高値を示し、分娩2日後には低下した。妊娠期間中、両組織のプロスタグランジンF2α含量は、ホスホリパーゼA2活性と同様の、しかしより大きな振幅で変動した。分娩日に増強したホスホリパーゼA2活性は、細胞質型ホスホリパーゼA2に特異的な阻害剤でほとんど抑制された。免疫組織化学により、細胞質型ホスホリパーゼA2は子宮内膜の上皮細胞、輪走及び縦走筋層、頚管の結合組織に局在することが判明した。これらの結果は、ラットの子宮筋と頚管に細胞質型ホスホリパーゼA2が存在し、その活性が妊娠によって調節されることを示しており、この酵素活性の正の調節は、局所のプロスタグランジン合成を介して、分娩時の筋収縮と頚管の柔軟化に寄与していることを示唆している。
索引語ラット;子宮;分娩;酵素(エステラーゼ)
引用文献数44
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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