ジエチルスチルベステロールに曝露した受精卵に由来するニホンウズラの精巣及び精巣上体の構造とアンドロジェン受容体の局在

ジエチルスチルベステロールに曝露した受精卵に由来するニホンウズラの精巣及び精巣上体の構造とアンドロジェン受容体の局在

レコードナンバー641994論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名吉村 幸則
川合 治功
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ48巻・ 1号, p.79-85(2002-02)ISSN09168818
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抄録ニホンウズラ受精卵のジエチルスチルベストロール(DES:エストロジェン様化学物質)曝露がヒナの成長後における精巣及び精巣上体の発達に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。受精卵を0、5mgまたは50mg/100ml濃度で調整したDES液(それぞれC区、L区、H区)に受精卵を浸漬した。これを孵卵して得たヒナを100日齢まで飼育し、精巣、精巣上体、クロアカ腺の組織構造とアンドロジェン受容体の局在を解析した。C区では、精細管上皮は規則正しく構成されて多数の精子が同上皮に接触していた。H区では、精細管上皮は薄く、精子形成像が乏しいとともに精細管腔は液状成分で満たされていた。C区の精巣上体では、精巣網、精巣輸出管、精巣上体管が多数認められたが、DES処理したL区とH区では精巣上体の発達が劣って、これらの管構造は少なかった。しかし、アンドロジエン受容体の局在を示す免疫反応は、C区、L区、H区の全ての供試ウズラで精巣上体管状構造の粘膜上皮細胞に認められた。クロアカ腺の大きさはC区より、L区とH区で有意に小さかった。これらの結果から、受精卵がDESの作用を受けると精巣と精巣上体の構造と機能に障害が起こることが明らかになり、これは鳥類における内分泌攪乱作用の1つの重要なエンドポイントであると考えられた。
索引語ウズラ;精巣;ホルモン受容体;受精卵
引用文献数21
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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