ナラ類の萎凋枯死と通水阻害

ナラ類の萎凋枯死と通水阻害

レコードナンバー642005論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018015NACSIS書誌IDAN00162451
著者名大和 万里子
山田 利博
鈴木 和夫
書誌名東京大学農学部演習林報告
別誌名Bulletin of the Tokyo University Forests
巻号,ページ106号, p.69-76(2001-12)ISSN03716007
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抄録近年、日本海側を中心とする各地でナラ類の集団枯死が発生している。被害木には例外なくカシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus)が穿入しており、それによって伝播される菌(ナラ菌)が通水阻害および萎凋枯死を引き起こしていると考えられる。本研究では、ナラ菌による通水阻害がナラ類の萎凋枯死にどのように関与しているか明らかにすることを目的とした。ナラ菌をミズナラとコナラの苗木に接種したところ、接種部付近には通水阻害域が存在したが、接種部より離れた上部では通水機能は正常に保たれていた。また、ナラ菌の接種により萎凋した苗木と切断放置して萎凋させた苗木を比較するとその症状は類似しており、両者とも樹幹上部の通水域に水分を供給すると萎凋症状の進行が遅れた。これらのことから、ナラ菌接種木の萎凋枯死は、接種部付近の局所的な通水阻害に起因することが示唆された。
索引語ナラ;萎凋病;植物病理;樹病;樹液;病虫害
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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