フェノール樹脂-無機化合物複合薬剤の木材防腐性能および防蟻性能

フェノール樹脂-無機化合物複合薬剤の木材防腐性能および防蟻性能

レコードナンバー642059論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012062NACSIS書誌IDAN00224774
著者名山口 東彦
原本 雄喜
城戸 明子
ほか1名
書誌名防菌防黴 = Journal of antibacterial and antifungal agents
別誌名Bokin-bobai-shi
Bokin bobai
防菌防黴
J.Antibact.Antifung.Agents
日本防菌防黴学会誌
発行元防菌防黴研究会
巻号,ページ30巻・ 3号, p.129-136(2002-03)ISSN03855201
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抄録フェノール樹脂注入による木材保存性能の更なる向上を目的として、陽イオン交換したフェノール・ホルムアルデヒド初期縮合樹脂に抗微生物性を有するとされる無機化合物を添加・混合した薬剤を調製し、それらの薬剤で処理した木材の防腐性能および防蟻性能を検討した。その結果、塩化銅あるいはフッ化ナトリウムを添加したフェノール樹脂で処理した木材の防腐性能は、フェノール樹脂のみで処理した木材のそれらより向上し、JIS規格による木材防腐性能判定基準値(質量減少率3%以下)を満足した。一方、硝酸銀あるいはチオスルファト銀錯体を添加したフェノール樹脂で処理した場合には、フェノール樹脂のみで処理した場合より防腐性能は向上するものの判定基準値は満足しなかった。しかし、これら銀系化合物を添加した場合にも、コスト上の問題が無く、添加量を増やすことができるならば、更に防腐性能の向上を期待できると考えられた。また、日本木材保存協会規格に準拠した防蟻性能試験の結果、塩化銅やフッ化ナトリウムを添加したフェノール樹脂だけでなく銀系化合物を添加したフェノール樹脂で処理した木材でも食害を抑制でき、接触毒性試験で100%の死虫率が得られた。しかし、処理木材の食害試験や食毒試験のように餌になるものが存在する場合には、死虫率はそれぞれの試験期間内に100%になることは無かった。
索引語木材;防腐;アリ科;害虫防除;フェノール;樹脂;無機化合物;複合材料;木材加工;効果
引用文献数10
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI

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