日印交雑水稲品種の畑栽培下での乾物生産と窒素吸収の特徴

日印交雑水稲品種の畑栽培下での乾物生産と窒素吸収の特徴

レコードナンバー642243論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
論文副題日本型水,陸稲品種との比較
著者名和田 義春
佐々木 裕樹
尹 祥翼
ほか3名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.28-35(2002-03)ISSN00111848
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抄録日印交雑品種水原287と水原290が畑栽培下で多収となる要因を乾物生産と窒素吸収から日本の代表的な水、陸稲品種であるコシヒカリ、トヨハタモチと比較し解析した。畑栽培条件下では、いずれの品種も水田条件に比べ全乾物生産に占める穂揃期までの乾物生産の割合が高くなったが、コシヒカリでは穂揃後の乾物生産の割合が大きく低下したのに対し、水原287と水原290の低下程度はトヨハタモチと同程度であった。水原287と水原290は供試した日本型品種に比べ、水田条件でも畑条件でも穂揃期までの窒素吸収量が多くシンク形成やソースであるLAIの拡大を有利にし、さらに穂揃後成熟期までの登熟期間中の窒素吸収量が多く、葉の老化が遅く、登熟期の平均LAIが高いことで登熟期のCGRを高く保っていた。また水原287と水原290は、窒素利用効率(乾物重/窒素吸収量)が畑栽培でも水田栽培でも日本型品種より高かった。この日印交雑品種は、畑栽培条件下で窒素吸収量が多いにもかかわらず、葉身、葉鞘と稈および穂の各器官別窒素含有率が日本型品種よりも低い傾向にあった。供試した日印交雑品種は、畑栽培下で草丈が低く、倒伏がみられなかったことも器官の窒素含有率が低かったことと関連すると考えられ、これらの品種の窒素利用効率を高くした要因と考えられた。さらに、水原287と水原290は無降雨続きの土壌水分低下のもとで供試した日本型水、陸稲品種よりも高い光合成速度を示し、これらの品種の高い耐乾性が示唆された。
索引語水稲;陸稲;乾物生産;窒素;吸収;品種
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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