冬から春にかけての気温が茶芽の生育ステージと耐凍性に及ぼす影響

冬から春にかけての気温が茶芽の生育ステージと耐凍性に及ぼす影響

レコードナンバー642245論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名中野 敬之
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.43-49(2002-03)ISSN00111848
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抄録静岡県菊川町における茶芽の生育ステージと耐凍性について、冬から春にかけての推移を10年間調査して、年次間の違いを明らかにするとともに、気温との関連性について検討した。その結果、生育ステージを表す指標としたDTS(25℃14時間日長下において茶芽が萌芽するまでの所要日数)は、1月に最も長く15日間以上の値を示したが、その後は採取日が遅いほど短くなり、3月下旬頃には数日間になった。1月下旬の平均気温と2月中旬のDTSには正の相関が認められたが、2月中旬以降の平均気温とその後のDTSには負の相関係数を示すことが多くなった。一方、茶芽の耐凍性を表す指標としたLT50(3段階の低温処理で判定した半数致死温度)は、1月に最も低かったが2月中下旬頃から上昇を始めて萌芽期間近には-5℃以上になった。1月上旬の平均気温とその後のLT50との間には負の相関係数がみられたが、2月下旬以降は正の相関係数を示すことが多くなった。以上の結果、静岡県菊川町では、茶芽の生育ステージの進展は2月中旬以降の気温上昇によって、耐凍性の低下は2月下旬以降の気温上昇によって促進される傾向が認められた。なお、個々のDTSに対するLT50は年次によって異なり、耐凍性の高低は生育ステージの早晩とは別の要因にも影響されていた。
索引語茶;生育期;耐凍性;冬;春
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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