牛糞尿嫌気処理液を用いたトマトの養液栽培

牛糞尿嫌気処理液を用いたトマトの養液栽培

レコードナンバー650024論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005617NACSIS書誌IDAN00103248
著者名遠藤 昌伸
糠谷 明
高橋 金一
書誌名靜岡大學農學部研究報告 = Reports of the Faculty of Agriculture, Shizuoka University
別誌名静岡大学農学部研究報告
Bulletin of the Faculty of Agriculture, Shizuoka University
Reports of the Faculty of Agriculture, Shizuoka University
発行元靜岡大學農學部
巻号,ページ51号, p.17-23(2002-03)ISSN05598850
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抄録家畜糞尿浄化プラントから排出される牛糞尿処理液は様々な無機成分を含むため、肥料資源として注目に値する。従来の糞尿浄化処理方法は、爆気処理による好気的処理であったが、現在、嫌気的処理により浄化を行う新方法が開発中である。この新方法で生産される牛糞尿嫌気処理液と従来の牛糞尿好気処理液は、EC、pH、塩素、カリウム、ナトリウムが高く、リンが少ないという同様の特徴をもっているが、牛糞尿嫌気処理液は牛糞尿好気処理液に比べ、硝酸態窒素とアンモニア態窒素を多く含んでいる特徴を有する。本実験では牛糞尿嫌気処理液の利用性を明らかにするため、処理液を液肥としてトマトをロックウール栽培し、生育、収量、品質に及ぼす影響を調査した。処理は、1)対照区(大塚ハウスA処方培養液)、2)牛糞尿嫌気処理液への多量要素添加区(+MN区)、3)牛糞尿嫌気処理液へのリン酸添加区(+KP区)の3処理区とした。+MN区、+KP区は、窒素濃度が対照区と同濃度となるように処理液を水で希釈し、市販培養液(+MN区)、リン酸二水素一カリウム(+KP区)を添加した。 その結果、生育は+KP区が他2処理区に比べ劣った。収量は対照区、+MN区、+KP区という順に劣った。品質は対照区に比べ嫌気処理液区で若干向上した。対照区に比べ+MN区、+KP区で、排液のEC、塩素、カリウム濃度が非常に高かった。これらが塩類ストレスとして作用し、生育、収量の低下、品質の向上を引き起こしたと考えられた。
索引語トマト;養液;ウシ;糞尿;嫌気性;水処理;無機成分;ロックウール;収量;品質
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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