子牛育成期の栄養水準が黒毛和種去勢牛の発育,枝肉成績,枝肉構成および体構成に及ぼす影響

子牛育成期の栄養水準が黒毛和種去勢牛の発育,枝肉成績,枝肉構成および体構成に及ぼす影響

レコードナンバー650251論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
著者名坂下 邦仁
岡野 良一
西 博巳
ほか5名
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ35号, p.16-27(2002-03)ISSN0389357X
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抄録同一種雄牛産子の黒毛和種去勢牛18頭を用い、子牛育成期(3~8カ月齢)の飼料給量を日本飼養標準におけるDG O.9 kg、1.O kgおよび1.1 kgに必要なTDN要求量の110%になるように、L区(育成開始時;粗濃比=45:55、育成終了時;60:40の混合飼料を給与)、M区(粗濃比=35:65の混合飼料を給与)およびH区(粗濃比=10:90の混合飼料を給与)の3区を設定した。その後、肥育期には、各試験区とも同一の肥育用混合飼料(肥育開始時;粗濃比=75:25、前期終了時;粗濃比=10:90)を飽食となるように給与した。供試牛は、肥育前期終了時(14カ月齢)および肥育終了時(26カ月齢)にと畜し、枝肉成績および左半丸の赤肉、皮下脂肪、筋間脂肪、体腔脂肪および骨その他の構成割合を調査した。 育成期終了時の体重は、L区234 kg、M区265 kgおよびH区275 kgとなり、M区およびH区と比べL区が小さい結果となったが(P<0.05)、肥育前期および肥育終了時の体重には有意差はなかった(P>0.05)。 肥育前期に粗飼料多給型の混合飼料を給与し、体重およびDM摂取量に差がない場合には肥育前期および後期終了時の胃および腸管重量に差が生じないことから育成期の粗飼料摂取量が少ない場合でも、肥育前期の粗濃比を高めることで胃の発育を促進できることが示唆された。 育成期の栄養水準と枝肉構成の関係では、前期終了時では、その他の区と比べL区において脂肪割合が少なく骨割合が高い傾向にあったが有意な差ではなかった(P>0.05)。しかし、脂肪を皮下脂肪、筋間脂肪および体腔脂肪に分類するとL区と比べM区において皮下脂肪割合が有意に高い値を示した。このことから、育成期の栄養水準は枝肉構成には影響しないが、枝肉脂肪の分布に影響を及ぼすことが示唆された。 さらにL区では前期終了時から後期終了時にかけての赤肉増加量が多く、脂肪増加量が少ないことから育成期の栄養水準が14カ月以降の赤肉発育および体脂肪蓄積に影響を及ぼすことが示唆された。
索引語肉牛;育成;飼料;給飼;和牛
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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