乳牛の分娩前後のカリウム摂取量の違いが主要ミネラル代謝に及ぼす影響(1)

乳牛の分娩前後のカリウム摂取量の違いが主要ミネラル代謝に及ぼす影響(1)

レコードナンバー650257論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
論文副題妊娠末期のカリウム摂取量の違いが主要ミネラル出納に及ぼす影響
著者名長野 京子
児島 浩貴
寺脇 志朗
ほか1名
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ35号, p.65-71(2002-03)ISSN0389357X
全文表示PDFファイル (585KB) 
抄録乳牛の泌乳能力はこれまでの改良の促進により年々確実に向上してきているが、従来の飼料給与方法では乳牛の泌乳能力を十分発揮できていないのが現状である。 特に、ふん尿等の過剰な土地還元・施用に伴う給与飼料からの過剰なカリウム(K)の摂取は乳牛の周産期における代謝病の増加の原因となっていると思われる。 そこで、妊娠末期のホルスタイン種経産牛12頭を供試し、K摂取量及びカチオンアニオンバランス(DCAD)値の違いがK、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、ナトリウム(Na)、リン(P)の出納に及ぼす影響について検討した。試験区は、高K飼料を給与しDCADを調整するため塩化マグネシウム(MgCl2)を添加した高K0区(DCAD値を0mEq/kgDMに調整)、高K100区(DCAD値を100mEq/kgDMに調整)と無添加区(高K区)、対照区は低K飼料の給与を行った低K区の4区とした。 1. 給与飼料中のK濃度は、高K飼料の給与を行った区で3.19~3.3%/DM、低K飼料の給与を行った区で1.9%/DMであった。 また、DCAD値は高K飼料を給与しDCADを調整するためMgCl2を添加した高K0区で64.8mEq/kgDM、高K100区で172.1mEq/kgDM、高K区で412.1mEq/kgDM、低K区は191.4mEq/kgDMであった。 2. 高K飼料を給与しDCADを調整するため用いたMgCl2は、添加した区と無添加の区の乾物摂取量に明らかな差が認められなかったことから採食量への影響が少ないと思われた。 3. DCAD値を陰イオンの添加により412.1mEq/kgDMから64.8mEq/kgDMに低下させることで過剰なKの尿中排泄量が促進され、Caの恒常性維持が推察されたが、172.1mEq/kgDMまでの低下では効果を推察することが出来なかった。 4. K摂取量及びDCAD値の相違は、Na、Pの代謝に影響を与えないことが示唆された。
索引語乳牛;妊娠;カリウム;ミネラル
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat