無節材生産を目的とした枝打ちに関する研究

無節材生産を目的とした枝打ちに関する研究

レコードナンバー650292論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名竹内 郁雄
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ1巻・ 1号, p.1-114(2002-03)ISSN09164405
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抄録本研究は,スギ,ヒノキ人工林で無節材生産を目的とした枝打ちについて,枝打ち方法を解明し,この方法で枝打ちした林分の樹冠構造や林分現存量,成長量などを明らかにするとともに,より正確な枝打ち管理技術を確立することを目的として行った。先ず,枝着生部の幹直径と枝直径や着生枝数の実態を把握した。次に,普通の枝打ち作業での節解析から,枝打ち時における枝着生部の幹直径(枝打ち時期)と,無節材および巻き込み後の年輪走行が正常になる平滑材の生産開始幹直径との関係を求めた。スギやヒノキ林分で10.5cm角の心持ち無節柱材が生産可能な枝打ち時期は,幹曲がりを考慮し6.0cm以下であることを示した。一方,枝打ちの欠点である材部変色の発生原因や大きさを詳しく解析した。変色の欠点を抑制するには,心持ち無節柱材生産が可能な枝打ちが効果的であることを示した。本研究で得られた枝打ち時期で,密度や地位の異なる林分を対象にほぼ2年ごとに枝下直径を4.0cmにする強度で枝打ちを繰り返し,林分の樹冠構造や林分現存量,成長量,形状比などの変化,枝打ちによる除去枝葉量などを明らかにした。また,枝下直径成長の変化から,枝打ち強度や間隔などの枝打ち方法を示した。以上の成果を用い,スギ林分とヒノキ林分で10.5cm角の心持ち無節柱材が生産可能な枝打ち管理例を,成長予測を含めて提示した。
索引語枝打ち;木材;スギ;ヒノキ;生長;樹冠
引用文献数116
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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