備讃瀬戸及び播磨灘北西部に出現する魚卵・仔稚魚

備讃瀬戸及び播磨灘北西部に出現する魚卵・仔稚魚

レコードナンバー650311論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010004NACSIS書誌IDAN1001843X
著者名唐川 純一
書誌名岡山県水産試験場報告 = Bulletin of the Fisheries Experiment Station, Okayama Prefecture
発行元岡山県水産試験場
巻号,ページ16号, p.10-18(2001-03)ISSN09129219
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抄録2000年1~12月に毎月1回、備讃瀬戸及びその周辺海域で丸特B型プランクトンネットと小型稚魚網を用いて魚卵・仔稚魚を採集し、出現種類と個体数の季節変動について検討した。 1. プランクトンネットは252回曳網し、魚卵2科、7種、3群、計2,364粒、仔稚魚5科、4属、19種、計536尾が採集された。また、小型稚魚網は36回曳網し、魚卵3科、7種、3群、3計33,498粒、仔稚魚4科、2属、11種、1,519尾が採集された。 2.プランクトンネットにより採集された魚卵において、種類組成の上位はカタクチイワシ40.6%、コノシロ17.1%、ウシノシタ科6.7%、仔稚魚ではハゼ科33.2%、カタクチイワシ11.4%、カサゴ9.7%であった。また、小型稚魚網で採集された魚卵ではコノシロ28.1%、カタクチイワシ3.9%、ウシノシタ科3.5%、仔稚魚ではイカナゴ53.7%、サヨリ16.5%、カサゴ6.4%が上位を占めた。 3. 東西の海域の群集構造をプランクトンネットで採集した魚卵・仔稚魚の年間採集数からみると魚卵では、東部でカタクチイワシの割合が66.7%と最も高かったのに対し、西部ではコノシロで30.1%であった。また、仔稚魚では東部でハゼ科が42.1%と最も高く、これにカサゴ、イカナゴが続き、西部ではハゼ科は30.6%でこれにコノシロ、カタクチイワシ、カサゴが続いた。 4. 小型稚魚網で採集した魚卵において東部ではカタクチイワシの割合が23.4%と最も高かったのに対し、西部ではコノシロで32.0%であった。また、仔稚魚では東部でイカナゴが91.3%と著しく高く、西部ではサヨリが35.7%を占め、これにカサゴ、アイナメが続いた。 5. 2つの採集方法により採集された魚卵における優占種類の割合は東部では66.7%と23.4%、仔稚魚42.1%と91.3%であったが、西部では魚卵・仔稚魚ともに40%を越える卓越した種類はみられなかった。また、西部では魚卵の個体数、仔稚魚の種類数と個体数が多く、群集構造は東部に比べて複雑であった。
索引語魚卵;稚仔;瀬戸内;季節;群集;構造
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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