Chlornitrofen連用履歴のある水田および休耕田の土壌,藻類ならびに湿生植物中のダイオキシン類の分布状態

Chlornitrofen連用履歴のある水田および休耕田の土壌,藻類ならびに湿生植物中のダイオキシン類の分布状態

レコードナンバー650490論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015078NACSIS書誌IDAN00097258
著者名西村 誠一
伊藤 一幸
書誌名雑草研究
別誌名日本雑草学会会報
Journal of weed science and technology
Weed research
発行元日本雑草防除研究会
巻号,ページ47巻・ 1号, p.36-41(2002-03)ISSN0372798X
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抄録過去に除草剤CNP(chlornitrofen)を連用した履歴のある東北地方の水田および休耕田において、土壌、藻類、および湿生植物中のダイオキシン類***濃度を調査した。土壌からは43,000~83,000pg/g(26~72TEQpg/g)、藻類(フシマダラ(Pithophora zelli Wittrock))からは1,600pg/g(0.64TEQpg/g)のダイオキシン類が検出された。湿生植物(オモダカ(Sagittaria trifolia L.)、タウコギ(Bidens tripartita L.)、ヨシ( Phragmites australis (Cav.)Trin.ex Steud)、ガマ(Typha latifolia L.)、マコモ(Zizania latifolia L.))の地上部、新芽、および地下茎では、ガマの1点の試料を除いてダイオキシン類の濃度は70pg/g(0.15TEQpg/g)以下であった。それらの異性体は大部分が1,3,6,8-TCDDであり、1,3,7,9-TCDD、およびOCDDがこれに次いだ。これらの異性体組成は、CNP製剤中から來雑物として検出されたダイオキシン類と一致しており、水田および休耕田の土壌、藻類、および湿生植物中に蓄積したダイオキシン類の大部分が過去に施用されたCNP製剤に由来することを示唆している。しかしながら、若干量のOCDDやPCDFsも検出されたことから、他の農薬やゴミ焼却灰由来のダイオキシン類による影響も、考慮する必要があることが示唆された。最も毒性の高い2,3,7,8-TCDDは、湿生植物の試料からは検出されず、土壌および藻類でのみ検出されたが、その濃度はいずれも全ダイオキシン類のO.005%以下であった。
索引語除草剤;連用;ダイオキシン;分布;水田;休耕;土壌;藻類;植物
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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