培養液浸透圧とカルシウム濃度がべと病感受性・抵抗性キュウリ品種の病徴の進展に及ぼす影響

培養液浸透圧とカルシウム濃度がべと病感受性・抵抗性キュウリ品種の病徴の進展に及ぼす影響

レコードナンバー650860論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名田中 晶子
伊東 正
越智 靖文
ほか2名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 3号, p.405-410(2002-05)ISSN00137626
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抄録キュウリの体内浸透圧およびCa濃度の変化がべと病の発病と病斑の拡大に及ぼす影響を調査した。 1.感受性品種 ‘プリティ’の個葉レベルでの調査では、べと病菌の接種前後に園試処方4単位を灌液したH区で、1/8単位を灌液したL区より発病葉率が低い傾向にあったが、発病日や発病葉あたりの病斑数に差はなかった。接種11日後の葉の浸透圧は、HおよびL-H区(接種後に1/8単位から4単位に濃度を高めた区)でL区より低かった。1病斑あたりの面積はL区で増加したが、H区およびL-H区ではほとんど増加しなかった。 2. ‘プリティ'と抵抗性品種‘Poinsett’を塩類全体の濃度[園試処方1(対照)、1.5、2単位]、または1単位液にCaCl2を添加してCa濃度のみ(16、24、32me・liter-1)を変化させた培養液で湛液栽培した。両品種の病斑面積率は特定の体内無機成分濃度に関わらず、体内の浸透圧が高い場合に低かった。‘プリティ’の病斑組織には、すべての処理区で葉身組織内に多数の菌糸や胞子のうがみられたが、病斑面積率が低かった2単位区とCa32me区では胞子のう密度、菌糸密度、平均菌糸長が対照区より低い傾向にあった。‘Poinsett’では菌糸が確認された病斑組織は少なかったが、胞子のう密度や菌糸密度は‘プリティ’と同様に2単位区とCa32me区で対照区より低い傾向が認められた。 以上より、培養液の処理方法に関わらず、体内の浸透圧を高めることが、主に侵入後の菌の拡大抵抗に影響すると考えられた。また‘Poinsett’の侵入抵抗は‘プリティ’よりも強いことが示唆された。
索引語キュウリ;べと病;感受性;抵抗性;病変;養液;浸透圧;カルシウム
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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