高水温が水稲の葉の生長に及ぼす影響

高水温が水稲の葉の生長に及ぼす影響

レコードナンバー650896論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名佐々木 修
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 2号, p.198-205(2002-06)ISSN00111848
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抄録栄養生長期の水稲について、第5葉~第12葉出葉期の各期に短期間(1出葉間隔)の高水温(35℃)処理を行い、その影響がどの葉位の葉に現れるか検討した。第n出葉期の高水温は、第n+1葉~第n+3葉の葉身幅(対照区に対する抑制割合:7.8~23.5%)、第n+1葉~第n+3葉の葉身長(対照区に対する抑制割合:9.8~20.9%)および第n葉~第n+1葉の葉鞘長(対照区に対する抑制割合:7.7~13.0%)に対して抑制効果を示した。この場合、それぞれの形質が急激な増大を示す発育段階において高水温の抑制効果が最も著しかったが、それより1~2段階早い発育段階においても高水温による抑制が認められた。また、高水温は第n葉~第n+3葉の葉長を抑制し、抑制割合は第n+1葉で15.6%と最も大きく、他の葉位の葉はいずれも10%に満たなかった。これに対して葉身面積は第n+1葉~第n+3葉が抑制され、抑制割合は第n+1葉で31.6%、第n+2葉で34.3%であり、その割合は葉長に比較して著しく大きかった。このことは高水温による葉長(草丈)への影響が見かけ上軽微であっても、相対的に葉身面積へ影響がきわめて大きいことを示しており、ソースとしての葉面積の低下は物質生産の上からも重要な問題を含んでいるものと考えられた。
索引語水稲;葉;生長;水温
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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