東北農研センターにおける稲育種および日本における稲品種普及システム

東北農研センターにおける稲育種および日本における稲品種普及システム

レコードナンバー651312論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010231NACSIS書誌IDAA11655277
著者名滝田 正
Solis R.O.
書誌名東北農業研究センター研究報告 = Bulletin of the National Agricultural Research Center for Tohoku Region
別誌名Bulletin of Tohoku Agricultural Research Center
Bulletin of the Tohoku Agricultural Research Center
Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Tohoku Reg.
東北農研研報
独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター研究報告
発行元東北農業研究センター
巻号,ページ100号, p.93-117(2002-03)ISSN13473379
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抄録これは,他国とは異なる方式で行われている東北農研センターの水稲育種および日本における水稲品種普及システムについて外国に紹介するための英文報告である。日本は山林に囲まれた狭い大地に300万haの水田を切り開き,国民に十分に供給できる安定した米の生産を成し遂げた。これは,灌漑システムの確立,栽培的改良,機械化,それぞれの地域に適した品種育成の結果である。品種改良については,世界における緑の革命以前から,日本は独自に系統的に取り組んできた。そのシステム化された稲の品種改良は,政府によって1903年から始められたものであるが,良品種については県や農業協同組合の協力も得て種子供給体制も確立し,稲の品種改良は米の自給率向上に大きく貢献した。現在,農林水産省の水稲育種組織は13カ所あるが,なかでも東北農研センターの水稲育種は最も古い歴史をもっている。その育種は1910年に始まり,「陸羽132号」等の主力品種を数々育成し,日本の稲育種のリーダー的役割を果たしてきた。ちなみに「陸羽132号」は「コシヒカリ」のような良質・良食味品種のべースとなった品種である。また育種研究面では交配における温湯除雄法を開発したところである。したがって,東北農研センターにおける水稲育種を知ることは,若手ブリーダーに有意義であると思われる。さらに,日本の稲ブリーダーが個々の生産場面のニーズにどう対応しているかを知ることも参考になると思われる。そこで,ここではそうした観点から,東北地域における稲の栽培と品種改良の歴史,東北農研センターにおける稲の育種目標,育種方法,耐冷性,葉いもち,穂いもち,いもち病真性抵抗性遺伝子,食味等の重要特性の検定法について論述した。次いで,県における品種改良,品種の普及システムについて論述した。最後に,東北農研センターの育種事業における具体的な任務分担,育種事業と関連した生産者との関係などその他の業務にも言及した。
索引語イネ;育種;品種;普及;日本
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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