ブタ卵母細胞の成熟に伴うヒドロキシステロイド脱水素酵素活性の変化

ブタ卵母細胞の成熟に伴うヒドロキシステロイド脱水素酵素活性の変化

レコードナンバー651452論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名高野 裕子
新村 末雄
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ48巻・ 3号, p.303-308(2002-06)ISSN09168818
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抄録培養したブタ卵母細胞について、各種ヒドロキシステロイド脱水素酵素(HSD)の活性を組織化学的に検出し、卵母細胞の成熟に伴うステロイド代謝能の変化および核の成熟と細胞質でのステロイド代謝能の変化との関係を検討した。採取直後の卵母細胞において、91ないし97%で△5-3β-HSD、17β-HSD、20α-HSDおよび20β-HSDの活性が検出された。一方、△5-3β-HSD(基質としてDHAを使用)、i7β-HSD(testosterone)および20β-HSD(20β-hydroxyprogesterone)の活性を示す卵母細胞の割合は、培養時間の経過に伴う変化を示さなかったが、△5-3β-HSD(pregnenoloneおよび17α-hydroxypregneno-lone)、17β-HSD(estradiol-17β)、20α-HSD(20α-hydroxy-progesterone)および20β-HSD(17β-hydroxyprogesterone)の活牲を示す卵母細胞の割合は、培養時問の経過に伴って低下し、培養44時問後ではそれぞれ4,0,0,2および0%になった。また、22時間オロモウシン処置した卵母細胞において、核はすべて卵核胞朔にあるとともに、△5-3β-HSD(pregnenoloneおよび17α-hydroxypregnenolone)、17β-HSD(estradiol-17β)、20α-HSD(20α-hydroxyprogesterone)および20β-HSD(17α-hydroxyprogesterone)の活性を示すものの割合は、それぞれ57,64,65,61および66%であり、オロモウシン処置していない対照の卵母細胞の10,2,10,7および2%に比べていずれも有意に高かった。以上の結果から、プタ卵母細胞の成熟とプロゲステロン、17αヒドロキシプロゲステロン、20αヒドロキシプロゲステロン、17α,20βヒドロキシプロゲステロンおよびエストラジオール17βの代謝能とは密接な関係があり、これらの代謝能の消失は、卵母細胞の成熟分裂再開の指標となり得ることが示峻された。
索引語ブタ;卵子;成熟;酵素(デヒドロゲナーゼ);活性;ステロイド;代謝;組織化学
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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